社長ブログ

2023/10/30

人の振り見て我がDX進めろ?

人の振り見て我がDX進めろ?

何かに病んでかかっているわけではないのだが、某大学付属の大病院で1年に一度「経過観察」として検査を受けている。初めて診てもらったのが、コロナ禍真っ只中の2021年の秋。ほぼ病院のお世話になることがないわたくし、病院ネタはほぼアップデイトできていないので今や当然なのかも知れないが、あらゆることがデジタル化され、『大病院イコール時間が掛かる』の図式が半日で見事に覆されたのである。

初診は問診、診察カードの発行があるのでさすがにここは人が関与するのだが、再診においては受付、診察、会計、支払が全てデジタル化され、それゆえに全てがシームレスに繋がって、時間がほとんど掛からないのである。

システムや機械で代替できるところは代替され、人にしかできない医療の部分はしっかりと人の手が残っているという、ちゃんとメリハリが利き、ビジネスなり経済原理も働いているようで感心させられた。

でも本当は、スムースなのはコロナ禍で患者数が少ないから?という見立てもしたのだが、今年改めて行ってみると、スピードはこれまで通り。患者数が通常に戻った今も、しっかりとデジタルが機能していて、新しい病院の姿を実感したのだ。

しかも、この1年でアプリも導入されたようで、診察カード代わりのQRやクレジットカードへのヒモ付けなどで、診察後は会計と支払いが不要でそのまま帰れるという、さらに時短が図れて利便性が上がっていたのだ。

 

病院DX、恐るべし。

 

こうした日常でDXによる利便を実体験すると、行政サービスなどは一体どうなっているの?と嘆きたくなるのだが、それはまた別の機会として、まずは我がこととして自分たちの仕事や会社においても改善の余地は多いなと感じるものである。メリハリあるDX、つまり人手とデジタルの最適な使い分けは、労働集約型の当社のような業態に本当は一番有効なのかも知れず、もはや「人がする仕事だから」を言い訳にしてはならないのだろう。

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