社長ブログ

2023/06/20

シン・マイコミュニティは突然に!

シン・マイコミュニティは突然に!

最近同年代の仕事仲間や友人と話しをしていると、「仕事(会社)以外のコミュニティを持つことについて」が話題に上ることがある。皆一様に、仕事引退後のことを考えているわけでも、仕事に病んでいるわけでもないが、言葉の端々にどこかに、おぼろげだけどあると良いなと思っていた節があると感じ取れる。それは自分にとってもそうで、何かあるかな?と考えていたところに、意外に身近でそして意表を突く格好で現れたので書こうと思うのだ。

趣味と言えるか分からないが、休みに何をしているかと問われれば、ジム通いとちょっと旧いクルマにハマる、くらいだろう。中でも、ジムは通い始めてかれこれ7年8年。当然だが目標や、使命があるわけではなく、ぼんやりとした始まりだったが、やり始めてみれば、自ら決めたルーティンを自分のために完遂できる自分がいることに気付いたり、トレーニングとはフィジカルのそれというよりメンタルの鍛錬だ!と妙に納得したりなど、新しい自分発見も含め、よもやここまで続くとは想像もしなかった。

ただジムに通ってからここまでを振り返ってみると、一人黙々とルーティンに勤しむほかは、会員さんと接点ができたわけでも、誰かと会話するわけでもなく、もちろんこれに不満があったわけではないが、淡々とした毎度同じような週末の繰り返しだったと言える。

飽きずによく続くものだ。ところがそんないつもの3月下旬、同じスタジオプログラムを受けている一人に声を掛けられたことをきっかけに、状況が一変した。声を掛けられたも何も、「どうもこんちわ~」の文字通りの一言だったが、以降、まるで確変に入ったかのように次々といろんな会員さんに話し掛けられるようになり、名前を知り、言葉を交わすようになり、果てはLINEグループに誘われ、飲み会にも呼ばれと、過去7年8年の一人黙々状態は何だったの?と思うほどの変わりよう。

あれよあれよとジムにマイコミュニティが生まれたのだ。どちらかと言えば、こういう仕事以外の人の集まりなどは面倒で避けて通ってきた方なのだが、お誘いがあったとは言え、すんなり誘いを受け入れた自分の変化に戸惑いつつ、経験しないと分からないことはまだあるものだと実感もしている。

性別も、年齢も、仕事も、価値観もバラバラだけど、強制もしなければされもしない気楽さや、消費者の肌感覚のようなものを直接見聞きできたり(やや仕事っぽいけど)と、普段の仕事生活だけでは得られない発見も多い。

もっとも、こうしたコミュニティなど無くてもジムライフは送れる。そんなものはむしろ邪魔だと感じる向きもあれば、そして私自身もそうだったが、コミュニティが無くてもジムライフなど継続はできるだろう。

ただ、無いと困るものではない一方で、あると楽しさが広がるのは確かで、それが役立とうが立たなかろうが関係なく、人とのコミュニケーションは悪くないと感じることができる。この3年あまりですっかり人とのコミュニケーションが希薄になってしまった感があるが、リアルな接点は、リアルならではの良さで、人は結局こういうものが必要なのだと思わされるのだ。

では結局のところ、自分は何らかのコミュニティを欲していたのか?という点だが、それはイエスだ。それは、ジム通いを続ける理由などではなく、自分の日常で接点がないであろう人たちと知り合い、話し、知らないを知ることができる、普段とは違うコミュニケーション体験ができるという意味で、イエスなのだ。

少し面倒くさいと思えることも、実際にやってみると違う景色が見えるかも知れず、皆さんも仕事(会社)以外のコミュニティに、機会があればあえて飛び込んでみては、とおススメする次第だ。

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