社内報コラム

【無料DL】チェックリスト付き!社内報のデザインリニューアルに向けてポイントを確認しよう

【無料DL】チェックリスト付き!社内報のデザインリニューアルに向けてポイントを確認しよう

読まれる社内報にするためには、デザインをしっかり考えることが欠かせません。けれども、どのようなデザインにすれば良いのかについて明確な答えがないのも事実。そこで、今回の記事では主に紙の社内報を対象に、「読まれる社内報」にするためのデザインについてチェックポイントをお伝えします。ぜひ、社内報をお手元に置いて、チェックしながらご覧ください。チェックリストはダウンロードいただけます。

読者の視点に立つとデザインも重要な情報となる

コミュニケーションには「バーバルコミュニケーション」と「ノンバーバルコミュニケーション」があります。バーバルコミュニケーションは言語による情報伝達、ノンバーバルコミュニケーションとは、非言語による情報の伝達です。メラビアンの法則※では、話し手が聞き手に与える影響として言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%であるのに対して、見た目などの視覚情報が55%と言われており、非言語的な情報が全情報の半数以上を占めるとされています。

デザインは「バーバルコミュニケーション」をサポートするとともに、デザイン自体も「ノンバーバルコミュニケーション」として読者とコミュニケーションします。社内報という情報伝達の手段としても、デザインは重要な情報だととらえる必要があります。

※メラビアンの法則:1971年にアメリカで提唱された概念。話し手が聞き手に与える影響を「言語情報」「聴覚情報」「視覚情報」の3つの観点から数値化したもの。

読まれるデザインのチェックポイント

大きく2つの視点でチェックします。ひとつは「目にしたときにすぐに手に取りたくなるかどうか」、もうひとつは「中面に読みたくなる仕掛けがあるかどうか」です。それぞれの具体的なチェックポイントをお伝えします。

デザインチェックリストをダウンロードいただけます。
ダウンロードはこちらから。

目にした時にすぐに手に取りたくなる雰囲気がある

チェックリスト! すぐに手に取りたくなるかどうか

□社内報としての個性や雰囲気が感じられる表紙になっているか
□情報の過不足を感じさせないページ数や情報量があるか
□抵抗なく読み進められる文字量や文字のサイズになっているか
□古さや野暮ったさを感じない表現になっているか
□しっかり考えてつくられている雰囲気があるか

社内報は強制的に読ませたり、読まないと損をしたり仕事の評価が下がったりするものではないため、「読まれない」方が自然だと認識して、まずは手に取りたくなる印象にすることをデザインの最初の関門として考えます。「すぐに手に取りたい印象になっていない」と感じた場合は、抜本的な刷新が必要です。

□ 社内報としての個性や雰囲気が感じられる表紙になっているか

すぐに手に取りたくなるかどうかは、何よりも表紙です。

社内報の表紙に関する考え方はさまざまですが、読まれるためには他の媒体とは雰囲気が異なる個性的なものになっていることが必要です。

□ 情報の過不足を感じさせないページ数や情報量があるか

紙の社内報はモノとしての重みがあります。重みは見た目からも伝わってきますので、ページ数が少ないと情報量としても軽く感じますし、逆にページ数が多いと、普段あまり印刷物の活字を読まない方には重く感じてしまい、気持ちも重くなってしまう可能性があります。

□ 抵抗なく読み進められる文字量や文字のサイズになっているか

また、社内報などの情報誌は通常、1ページ目からしっかり読まれるのではなく、ペラペラとめくって、興味が惹かれる記事から読もうとします。ページをめくるときには記事の内容に関する情報よりも、情報量や記事のバリエーション、読みやすい誌面かといったことが情報として読者に伝わります。

□ 古さや野暮ったさを感じない表現になっているか

このほか、デザインの雰囲気が古く感じたり、野暮ったい印象だと、読みたいという気持ちになりません。

□ しっかり考えてつくられている雰囲気があるか

作り手の意思が感じられないものや、いわゆる「やっつけ」で作られている印象が感じられるものも、読者はそれらを敏感に感じ取ります。

 

社内報は会社全体に関わる情報誌のため意思決定する人の数が多く、立場も多岐に渡るため、どうしても記事の中身に関心が偏りがちです。ですが、読者の視点に立つと、中身に至る前の、パッと見たときの情報量や記事のバリエーション、読みやすい誌面、雰囲気、冊子全体から醸し出される作り手の意思など、いわゆる「ノンバーバル」な情報が重要な要素となるのです。

 

中面に読みたくなる仕掛けがあるかどうか

続いて中面デザインが読まれるためのチェックポイントをお伝えします。

ポイントは本文に誘導するための仕掛けがあるかどうかです。

チェックリスト! 本文に誘導する仕掛けが施されているかどうか

□興味を惹く写真や図、見出しが次々に目に届くか
□キャプションやリード文を読むだけでも内容が理解できるか
□圧迫感がなく親しみやすい文字量、配置、配色になっているか
□抵抗なく読み進められる文字組み(段数、文字サイズ、行長、行間)になっているか
□目線の流れをスムーズに誘導してくれる配置になっているか

人の意思決定は3秒で決まると言われています。社内報を読むかどうかも3秒で決まります。社内報全体の印象や雰囲気で読むかどうかを判断するのと同様、中面の記事は3秒の連続で最後まで読まれるかどうかが決まると考える必要があります。その最初の3秒が写真や図、そして見出しです。

□ 興味を惹く写真や図、見出しが次々に目に届くか

社内報を読むときの動線は、まずページをペラペラめくり、興味を感じる写真や図、見出しが目に入った段階で、記事の内容に目を運びます。この時間が大体3秒です。

実際、社内報が読まれないとお悩みのご担当者から社内報を見せていただくと、小さい写真がバラバラに配置されていたり、見出しが記事のテーマを記しただけになっていたり、ほとんどの場合がこの「3秒」を無視したデザインになっています。

また、図を多用しているデザインについても問題があります。それは、図にたくさんの文字を入れているパターン。

図は文字だけでは伝わりづらいことをイメージ化する、つまりノンバーバル化することに意味があるのですが、そこに文字をたくさん入れてしまうと、イメージではなく、しっかり読み込まないと理解できないものとなるため、これが3秒の壁となり、読まれない原因となる可能性があるのです。

□ キャプションやリード文を読むだけでも内容が理解できるか

さて、先のペラペラ読みで興味を惹く3秒をクリアすると、次の3秒の壁への対応が必要となります。それは、キャプションとリード文です。

最初の3秒では写真や図、見出しで興味を惹くという壁でしたが、これをクリアすると、読者が写真などに興味を持っている状態と言えます。このとき、読者は写真への興味に対して言語的に認知できていない状態、つまり認知的不協和を持っている状態と言えます。人は認知的不協和が発生すると、いち早くその解消を図ろうとします。そこで登場するのが写真のキャプションやリード文です。

写真のキャプションや見出しの横に配置するリード文は、文字情報としての機能に加えて、読者の認知的不協和を解消するためのパーツでもあるのです。ところが、読まれるために欠かせない重要なパーツである写真のキャプションやリード文が不十分だと、読者の頭の中は興味を持ったことによって発生した認知的不協和を解消してくれる答えがすぐに得られないため、その場を離れることでその解消を図ろうとします。

これが読まれない原因となります。この興味に対する認知的不協和を解消するための3秒の壁をクリアすると、読者はいよいよ目線を本文へと向かわせます。

関連記事:社内報が読まれない原因はキャプションだった?

□ 圧迫感がなく親しみやすい文字量、配置、配色になっているか

次の3秒は「読まない原因」を解消する3秒です。それは、本文に向かった目を最後まで引きつけるための対策なのですが、まずは読みづらくない配置や配色にすること。

文字をギュウギュウに詰め込むと誌面が重く圧迫感があるため、ペラペラ読みや写真などによって生み出された興味も、読み進めているなかで息苦しくなり、記事から離脱してしまいます。

また、誌面全体に色を多用すると、文字を読み進めているときに目がチカチカし、読みづらさを感じたり目が疲れてしまって離脱してしまいます。

社内報のような写真や図を多用する情報誌は、あまり色を使わないのが読みやすくするコツです。図以外で色が多用されている場合は、色数を少なくする、あるいは1色程度に抑えることをおすすめします。

□ 抵抗なく読み進められる文字組みになっているか

続いて、段数や文字サイズ、1行あたりの文字数(行長)、行間について。これらを「文字組み」と言います。

段数:社内報はA4やB5サイズが多く、基本的な段数は4〜5段です。トップメッセージなど、格式や重みを表現する場合は2〜3段などを用いる場合があります。

文字サイズ:文字サイズは会社によって考え方はさまざまですが、社内報の場合は一般的に、50代の方でも読めるサイズにすることが必要です。

行長:次に一行あたりに入る文字数です。読みやすい文字数になっているかどうかは、その行を見たときに文字全体が瞬時に読み込める量かどうかで判断します。

行間:そして、行間は広すぎても狭すぎても読みづらくなります。一般的には本文の文字のサイズの半分から一文字分のスペースが最適とされています。

□ 目線の流れをスムーズに誘導してくれる配置になっているか

最後は目線の流れをスムーズに誘導してくれる配置です。

基本的に目線は縦書きの場合、右上から左下へ、横書きの場合は左上から右下へ向かおうとします。まずはこの流れに逆らわないように本文を配置することが原則となります。

ただ、それだけでは単調な誌面になる可能性もあるため、少しアクセントを加えながら目線を誘導する工夫を施したりすることも必要です。

また、小見出しも目線を誘導するために有効なパーツですので、最後まで読み通してもらう誌面にするためには、小見出しもしっかり活用しながら読者の目線を惹き続けるように工夫します。

まとめ

読まれる社内報にするために、デザインを工夫することは非常に重要です。

そのときに意識することは、デザインはノンバーバルな情報であること、読者の意思決定の3秒をクリアし続けるデザインにすることという2点です。社内報がなかなか読んでもらえないとお悩みのご担当者は、ぜひこの2点を意識しながら、この記事で紹介したポイントをチェックして、読まれる社内報づくりに生かしていただければ嬉しく思います。

 

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