社内報コラム

Web社内報を活性化するポイント30 第一部 「見られるためのポイント10」

Web社内報を活性化するポイント30 第一部 「見られるためのポイント10」

社内報は紙やWebに関わらず、面白い記事だけではなく、硬めの記事や重い記事も含むさまざまな記事を、たくさんの方に読んでいただけるようにする必要があります。

その考え方や取り組み方については、紙の社内報とWeb社内報では、少なからず違いがあります。

今回の記事では、Web社内報の活性化する全30のポイントを、第一部と第二部に分けてお伝えします。

 

読まれるためのテクニックが社内報担当者の必須スキルに!

Web社内報は社員の皆さまが自ら見ようと思わなければ、決して見らたり読まれたりすることのないツールです。

そうならないようにするために、楽しいコンテンツや面白いコンテンツを考えたり、全社メールでプロモーションをしたりといったような取り組みをされているのではないでしょうか?

ただ、楽しいコンテンツや面白いコンテンツだけではなく、会社として伝えるべき情報や、少し硬い内容や重い内容の記事、社員の方たちの関心度が低いテーマや内容だけれども、できるだけ多くの社員に見ていただけたり、しっかり読んでいただかなければならない記事もたくさんあります。

そういった記事を、見ていただけるようにしたり、読んでいただけるようにするテクニックは、Web社内報の役割が大きくなるにつれて、社内報担当者として欠かせないスキルとなりつつあります。

「見る」と「読む」は全く違う

今回の記事では、読まれるWeb社内報にするための、その前に、まず押させておくべきことについてお伝えします。

それは、「見る」と「読む」という、読者の行動は全く異なるということです。

そのため、記事を作成するときに押さえておくポイントや、掲載した後に振り返ってチェックするポイントも「見る」と「読む」は分けて考える必要があります。

この考え方をもとにここからは、見られるWeb社内報、読まれるWeb社内報にするためのポイントを2回に分けてお伝えします。

 

第一部:見られるWeb社内報にするためのポイント

第二部:読まれるWeb社内報にするためのポイント

第一部 見られるWeb社内報にするためのポイント

読まれるためには「見られる」ことが大前提

Web社内報の記事が「見られる」とはつまり、トップページに掲載されている記事を、社員の方たちにクリックされて、記事が開かれるところまでです。

当然ながら、記事が「見られる」ようにするということは、記事が「読まれる」ようにするために欠かせない、極めて重要な取り組みと言えます。

例えば、その代表的な取り組みが「サムネイル」を工夫するということですが、Web社内報と同じWebメディアであるYouTubeやブログでは、「サムネイルが7割」と言われていたり、なかには「9割」と言っている人気YouTuberや人気ブロガーもいらっしゃるように、「見られる」ということは、「読まれる」ための大前提の条件と言えるのです。

この認識を踏まえて、「見られるWeb社内報にするためのポイント」を10のポイントに分けてご説明してまいります。

 

見られるWeb社内報にするためのポイント10

  1. 記事のサイズ
  2. 記事のテーマ
  3. テーマの有益感
  4. 見出しのわかりやすさ
  5. 見出しの表現
  6. 見出しの文字数
  7. テーマとサムネイルの関係性
  8. サムネイルの魅力
  9. サムネイルの見やすさ
  10. サムネイルから感じる熱量
1.記事のサイズ

記事のサイズとは、トップページに表示される一つひとつの記事の大きさのこと。

見られる記事にするために、スライダーやサブのカラムでピックアップさせるといった手法がありますが、基本はメインのカラムに配置されている記事が一つひとつ目に留まるようにすることが、複数の記事が見られるようにするための基本となります。

2.記事のテーマ

記事が見られるか否かは、記事のテーマも大きく関係しています。もちろん社員の皆さまの関心度が低いテーマは見られづらい傾向にありますが、その際はテーマを変えるのではなく、見出しの切り口やサムネイルの工夫などで関心を惹くことが、見られるためのポイントとなります。

3.テーマの有益感

このポイントは2の「テーマそのもの」のことではなく、読者である社員の皆さまが、その記事の見出しやサムネイルを見て「感じる」ということ。つまり、頭で「有益」あるいは「必要」と認識するのではなく、気持ちや心で直感的に有益だ、必要だと瞬時に感じることです。テーマのなかにはそう感じさせづらいテーマがありますが、そういったテーマであればあるほど、2と同様に見出しやサムネイルの作り方に注力する必要があります。

4.見出しのわかりやすさ

記事の見出しは、読者である社員の皆さまがそれを見たときに、記事のテーマや内容のみならず、この記事が有益だ、必要だ、興味深いと直感的にわかることが重要です。

5.見出しの表現

見出しの表現とは文の形式や様式、調子のこと。形式としては客観的な表現の平叙文のほか、疑問文、感動文、感嘆文、命令文などがあります。様式とはスタイルのことで、フォーマル、カジュアルなどで表される、文の雰囲気のこと。調子とは文の「張り」の度合いのことを言います。見られる記事にするためには、これらの観点を持って見出しに工夫を施すことも、非常に重要なポイントとなります。

6.見出しの文字数

有名なニュースサイトでもこだわっているポイントである見出しの文字数。これにはさまざまな考え方や意見がありますが、基本的にはパッと見たわずかの時間で全ての文字が目に入って、認識できる文字数であることが求められます。

7.テーマとサムネイルの関係性

記事を見られるようにする上で最も重要とされているポイントの一つであるサムネイルですが、当然ながらその内容や見せ方はテーマそのものや、テーマの重みと一致している必要があります。テーマとサムネイルの見せ方が一致していないと、見る人を混乱させてしまい、その結果、見られない記事になってしまいます。

8.サムネイルの魅力

紙の社内報のようにデザインを駆使することが少ないWeb社内報において、編集サイドの「見てほしい」という強い気持ちを表せるポイントは、見出しとサムネイルの2点のみです。その2点の中でも読者に対して強くアピールすることができるポイントがサムネイル。Webメディアはサムネイルが命と言われますが、見られる記事にする鍵はサムネイルにあると言っても過言ではないくらい、サムネイルをショーアップさせることは、Web社内報の活性化には欠かせないポイントとなります。

9.サムネイルの見やすさ

Web社内報の活性化に向けて、魅力的なサムネイルを作ることが極めて重要だといったことをお伝えしましたが、あまりにこだわりすぎて見づらくなってしまうと逆効果となります。サムネイルをパッと見た瞬時、その記事のテーマや内容のほか、有益性や必要性、軽さや重さといった記事のトーンなどがわかることも、見られる記事にするために欠かせないポイントです。

10.サムネイルから感じる熱量

感覚的なことではありますが、「とりあえず」という考え方は不思議なことに、見た人にすぐ見透かされてしまいます。そのため、記事の看板であるサムネイルは、決して手を抜かず、記事づくりと同じ熱量を持って工夫し、検討して作ることが大切です。

まとめ

Web社内報の活性化に向けて、押さえておくべき30のポイントの中の、「見られる」記事にするためのポイントを10個お伝えしました。

次回は「読まれる」記事にするためのポイントを20個に分けてお伝えします。

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