社内報コラム

【社内報のネタ】部署内コミュニケーションを活性化させるネタ8選

【社内報のネタ】部署内コミュニケーションを活性化させるネタ8選

若手の仕事に対する意欲を高めたり、さまざまな問題を速やかに解決したり、従業員エンゲージメントを高めたり、部署内のコミュニケーションは非常に重要です。ところが近年リモートワークの浸透や働き方の多様化などにより、その機会が以前よりも減ったり、柔軟に行ったりすることが難しくなってきています。

そこで、部署内コミュニケーションを活性化させる社内報のネタをご紹介します。

 

これからの社内報で部署内コミュニケーションに注目する理由

部署内のコミュニケーションの活性化は、働き方改革やダイバーシティーの実践、インクルーシブな風土の醸成、働きやすい職場環境づくりやより良い人間関係づくり、業務に関する速やかな問題解決など、組織的にも個人的にも極めて重要な取り組みと言えます。

最近は場所や時間に縛られることなく報告や連絡、相談、共有を行えるように、社内SNSの活用など、部署内コミュニケーションのインフラは充実してきています。

その反面、働き方の多様化が進むなかで、直接対面してコミュニケーションしたり、ざっくばらんに会話しながら情報や状況を共有したり、部署内の他の人たちの会話を耳にしたりする機会が減ってきています。

このような状況において、上司と部下の関係のみならず、同じ部署で働く人たちとの一体感や結束力、絆をより強くしていくために、部署内コミュニケーションのより良いとり方、世代間でのコミュニケーションのとり方やコミュニケーションツールの活用に関する価値観の違い、コミュニケーションに関する悩みや迷いを払拭するきっかけとなる情報を、社内報で伝える価値は非常に大きいと考えられます。

そこで、それらを伝えるための社内報のネタを4つの切り口に分けてご紹介します。

① 部署内コミュニケーションのとり方を考えるきっかけとなるネタ
・オンラインミーティング&コミュニケーションツールのマル秘テクニック
・知ってビックリ!部下の本音・上司の胸中

② 上司とのコミュニケーションやより良い関係づくりを支えるネタ
・リモートワーク時代の「報」「連」「相」最新テクニック
・上司目線で見る「言いづらいこと」の上手な伝え方
・あのとき知っていれば良かった 上司になって気づいたこと

③ 部下の成長やモチベーションを高めるためのネタ
・道が拓けた最高の褒め方・導き方
・もっと早く相談すればよかった事典

④ 社内報の企画を通じて部署内のコミュニケーションを活性化するネタ
これってウチの部署だけ? 部署あるある座談会

社内報のネタがなくてお悩みではありませんか?ネタの見つけ方、テーマ例についてはこちらへ

部署内コミュニケーションの取り方を考えるきっかけとなるネタ

対面や同じ場所でコミュニケーションする機会が減る今だからこそ取り入れたいネタです。

オンラインミーティング&コミュニケーションツールのマル秘テクニック

オンラインミーティングやコミュニケーションツールの活用に関する有益なテクニックやコツを、全社アンケートを通じて吸い上げて紹介するアイデア。

オンラインミーティングやコミュニケーションツールは通常のコミュニケーションとは異なる部分が多々あり、苦労されている方も多くいらっしゃいます。

その一方で、それらを高頻度で活用している方のなかには、個人的に工夫を凝らしている方も多く、そのノウハウやテクニックを、社内アンケートで自薦、もしくは他薦で共有していただき紹介します。

知ってビックリ!部下の本音・上司の胸中

オンラインミーティングやコミュニケーションツールは、場所を選ばない利便性や迅速な伝達などの点で非常に有効なコミュニケーション手段ですが、どうしても形式的になりがちです。

そこで匿名の全社アンケートで「部下から上司」と「上司から部下」の両方向から、仕事やコミュニケーションに関するスタンスや言動で密かに望んでいることや求めていることを、好感面と改善してほしいことの両面で選択肢方式と自由回答方式で聞き、ランキングやフリーワードで紹介します。

上司とのコミュニケーションやより良い関係づくりを支えるネタ

上司に対するコミュニケーションに役立つ情報を伝えるネタです。

リモートワーク時代の「報」「連」「相」最新テクニック

職場で上司と目が合うたびに「報」「連」「相」しなさいとお説教を受けたり、そのためのコミュニケーションに悩んだりした経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。リモートワークや多様な働き方が進んだ今は、それらを日々実行することが以前よりもはるかに難しくなっています。しかも、日々の業務に求められるスピードがますます速くなり、解決が難しい問題も増大しているため、「報」「連」「相」の重要度やそのために必要なスキルはこれまでとは、まったく異なるレベルが求められています。

こうした状況に対して、上司向けにアンケートをとり、部下からの「報」「連」「相」のなかで特に秀でて優れていた方法や姿勢を全社に共有します。上司と部下のコミュニケーションを活性化するだけではなく、より良質なものにすることをねらった企画です。

上司目線で見る「言いづらいこと」の上手な伝え方

「言いづらいこと」に焦点をあてた企画。

上司に言いづらいことをすぐに伝えられる関係や風土を築く重要性はお伝えするまでもないとは思いますが、チャットやメールなどのコミュニケーションツールの場合、伝える側の視点では言いづらいことを伝える難しさに加えて、非対面や文字で伝える難しさがあります。

そこで、文字でいかに言いづらいことを伝えるか、また、これまでに文字で受けた言いづらいことについて、その伝え方が優れていたものを情報提供してもらい社内報で共有します。

あのとき知っていれば良かった 上司になって気づいたこと

部下が知っていると有益な上司の心情を紹介する部署内コミュニケーションの質的な向上を図る企画です。

ダイバーシティーやインクルージョンの推進をはじめ、ビジネスにおいて相手の立場に立ってものごとを考えられる重要性が高まり続けています。このアイデアもその観点に基づいて、部下が上司の立場を理解できる情報を提供することによって、部下と上司の円滑なコミュニケーションを支えることで、社内コミュニケーションを活性化させるものとなっています。

部下の成長やモチベーションを高めるためのネタ

続いては部下の目線を取り入れるアイデアです。

道が拓けた最高の褒め方・導き方

人は褒められた方向に伸びると言われますが、その考え方を活かした企画です。

褒められたことによってモチベーションが高まったり、難しい問題や壁を乗り越えたりした経験を持つ人は多いと思います。けれども例えばコーチングの4タイプのように、人によって嬉しい褒められ方は異なると言われています。

この点をとらえて、問題や壁を乗り越えるきっかけとなった言葉や、大きな成果や結果、成長につながった褒められた言葉、また、それが自分自身にどのように影響したのか、どう考えたのかを社内アンケートで聞き、共有します。

もっと早く相談すればよかった事典

仕事をしているときに壁にぶつかったり、どうすれば良いのか悩んだりしていたことを誰かに相談すると、まるでそうしていたことがバカらしくなるほど、あっと言う間に解決に至るということも多々あります。

このようなことはあちこちの職場で日々起こっていると思われるのですが、あっと言う間に解決することとあってかほとんど共有されることなく、同じようなことが違う人や場所で繰り返されたりします。

相談すればすぐに解決する些細な問題や壁を社内報で集約して共有することで、誰かが乗り越えた同じ問題で悩むことを減らすと同時に、相談することで問題が解決することは少なくないといった認識を促すことで、部署内のコミュニケーションの活性化を図ります。

社内報の企画を通じて部署内のコミュニケーションを活性化するネタ

最後に、社内報の企画をきっかけに部署のコミュニケーションの活性化を図るアイデアです。

これってウチの部署だけ? 部署あるある座談会

これは少しフランクな雰囲気でメンバーに部署のことを語り合っていただき紹介する座談会式の職場紹介企画です。

部署にはその部署の役割や、それに基づくさまざまな仕事の内容、所属するメンバーの傾向などによってその部署独特の空気感やトレンドが生まれたり、その結果として他の部署にはない文化が育まれたりします。

そういった、普段は強く意識することはないけれども、考えてみると他の部署とは少し違うという点を部署内のメンバーでざっくばらんに語り合っていただき、他の部署の方たちに紹介します。部署間の相互理解や興味、関心を高める、いろいろな部署をのぞき見するような企画ですす。

いろいろな部署内でコミュニケーションのきっかけを提供すると同時に、部署の責任者から取材希望を募り、社内報の企画を口実に、一時的に業務を離れてメンバーにコミュニケーションしていただく機会をつくるねらいもあります。

 

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まとめ

働く環境や働き方が日々変化したり、多様化したりし続けているなか、社内全体のコミュニケーションはもちろん、組織の最小単位である「部署」に着目して、いろいろな現場でより良いコミュニケーションが生まれるきっかけを提供する重要性は、今後ますます高まっていくと考えられます。

ご紹介したネタにご興味をお持ちいただきましたら、ぜひ御社の社内報に取り入れていただければ幸いです。

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