社内報コラム

社内報のデザインについて

社内報のデザインについて

社内報を制作するうえで悩む事柄の一つがデザイン。
社内報のデザインって何を基軸に考えればいいの? あまり派手すぎるのはNG? 社員に読んでもらうにはどのような工夫をすればいい?
分からないことがたくさんある、という人も大勢いると思います。

ここでは、社内報におけるデザインの重要性や制作時の注意すべきポイントを紹介。
これから社内報のデザインを手がけようと思っている人は、ぜひ参考にしてください。

デザインを重視すべき理由

社内報においてもデザインは重要なポイントです。
デザインの如何によって、多くの人が読みたくなるような社内報にもなりますし、誰にも振り向いてもらえない社内報になってしまう可能性もあります。

デザインが美しく、イメージや目的と合った社内報は自然と手に取ってもらえるようになります。

逆に、デザインがお粗末だと「どうせ中身もたいしたことないだろう」と表紙の時点で軽視されてしまいます。
より多くの人たちに情報を伝えるためにも、表紙の時点で「おっ!」と思わせるようなデザインに優れた社内報でなくてはなりません。

また中身のデザインによって、情報の伝わり方が異なってきます。
文字がびっしりの社内報だと読む気も失せてしまいますが、写真やグラフなどが豊富に用いられ、見ているだけでも楽しい社内報であったら、自然と社員も社内報によく目を通すようになるでしょう。

なかには、毎回の社内報が楽しみと積極的に手に取ってくれたり、周囲にすすめてくれたりする人も出てくると思います。

デザインが美しいと、自然と外部の取引先や就職活動中の学生などにも胸を張って社内報をすすめられるようになります。

社内報のデザインの美しさやブランドイメージに合った様子に惹かれ「素敵な会社なんだろうな」「こういう感じの会社なのだろうなぁ」といったイメージを抱く人も現れると思います。

そのブランドイメージが、会社に対するイメージにもそのままつながっていくのです。

たくさんの人に手に取ってもらい、読んでもらい、有用な情報・イメージを伝えるためにもデザインにもこだわっていきましょう。

気を付けるべきポイント

社内報のデザインの際、気を付けておきたい8つのポイントを紹介します。

1.ターゲットや目的に合わせる

社内報のデザインはターゲットや目的に合わせる必要があります。
例えば、色使い一つとってみても、目に優しくターゲットが好む配色にしなくてはなりません。

例えば、社内の年齢層が比較的高い場合、年齢層の高い人たちが好む落ち着いた配色を心がけましょう。
また文字が読みやすいよう、背景色と文字色のコントラストが大きい色を選んだほうがいいです。

また適切なデザインはターゲットだけでなく、目的によっても変わります。読みやすさを優先するのか、会社のイメージを打ち出すような斬新さなどを全面的に出すのか。

デザインの美しさによって、アクセス数や手に取ってもらえる回数・ページ数なども変わってきます。

ぜひただ「好きだから」ではなく、社内報の読者層や目的に合ったデザインを制作しましょう。

2.ブランドイメージを順守する

企業のブランディングやイメージアップを目的に社内報を作成するのであれば、ブランディングデザインも欠かせません。
ブランディングデザインとは、企業のブランド構築におけるデザイン全般を指す言葉。
ロゴやチラシ、ホームページなどが一般的ですが、もちろん社内報も含まれます。

社内報の表紙などのデザインから、とくに外部の人たちは「こんなイメージの会社かな」というのをなんとなく想像します。
たとえ社内報であっても企業イメージを損なわない、その会社ならではの世界観を構築していきましょう。

また社内報とロゴマークやパンフレットなどのブランドイメージを統一すると、より手に取ってもらえる確率が高まります。
とくに社員は自社のブランドイメージに精通しています。

ぜひ社内報にもその会社らしさをふんだんに盛り込んでいきましょう。

ブランドイメージを統一させる為にも「フォーマットデザイン」を取り入れることが大切です。フォーマットデザインについてはこちらへ

3.フォントは共通のものを使用する

フォント選びも、デザインの重要なポイント。
明朝体やゴシック体、丸ゴシック体、楷書体などフォントだけで紙面のイメージは大きく変わります。
使用するフォントは基本的に1~2種類以内で統一し、強調したい部分だけ変えるようにしましょう。

またフォントの大きさにも注意が必要です。
読みやすいサイズを選ぶのはもちろんのこと、とくに読んでもらいたい部分のフォントは大きく強調するなど、場合によっては変化を付けるようにしましょう。

フォントのサイズも冊子を通して統一し、見出しやキャッチコピーなど大きくするところもサイズは固定しておきましょう。

4.特集やメインページのデザインは特にこだわる

冊子の中でも特に読んでもらいたい特集やメインページのデザインは徹底的にこだわります。
ページの中だけでなく、冊子全体においてもデザインにおけるメリハリを付けることは大事です。
似たようなレイアウトのページが続くことはやめましょう。

社内報は1ページ目から読む人もいれば、全体をパラパラめくって特に面白そうなページから読む人もいます。
後者の場合、冊子全体のトーンがまったく一緒だと、どこから読めばいいか分からずそのままページを閉じてしまうかもしれません。

なんとなくぺらぺらめくっていたとしても、思わず目がとまってしまうような華やかなデザインのページを作ることで、読者の手を止めることができます。

逆に決算報告などのページは、たとえ重要な情報だったとしてもあまり華美なデザインは似合いません。
その情報・ページが持つ特性に合わせてデザインも考えていきましょう。

5.タイトルや見出しのデザインにもこだわる

読者に読んでもらうためのキーともなるタイトル。
もちろん、タイトルの文章も大切ですが、同じくらいデザインも重要です。

タイトルに適切な装飾をつけたり、背景色や影をつけたりするだけで、よりタイトルの効果をアップすることができます。

またインタビュー記事を掲載する際は、文章のまとまりごとに見出しを付けるのも忘れずに。

本文とはフォント・大きさが異なるだけでなく、タイトル・見出しの内容をより効果的に見せ、文章全体を浮き上がらせるような、そんなデザインを採用していきましょう。

6.文字をぎゅうぎゅうに詰めすぎない

フォントの大きさだけでなく、文字を大量に投下しすぎて、紙面が文字だらけになっていないかも確認しておきましょう。
目安として、1ページ以内1,000文字以内に収められるといいです。

伝えたいことがたくさんあるからといって、あれもこれも詰め込んでしまうと、読むほうは文字の海に放り投げだされたような気持ちになり、冊子を閉じたくなってしまいます。

すーっと読んでもらうためにも、行間や文字間、余白にも気を使いましょう。

また一行の文字もあまり多すぎないほうがいいです。
一行が長くなりすぎると感じたら、レイアウトを変更するのも一つの方法。

まずは適切な情報を取捨選択し、全体の文字数を減らす。
どうしても難しい場合は、レイアウトの変更などで対処していきましょう。

7.カラフル過ぎる配色は避ける

配色についても考える必要があります。
ターゲットや目的に合わせたトーンが分かったら、それらに沿って実際に配色するのですが、できれば3色以内に収めましょう。

最も多くの面積を占めるベースカラー、ブランドのイメージなどを連想させるメインカラー、デザインにアクセントをもたらすアクセントカラーの3色を選びます。

ベースカラーは背景などに用いられる色で、周囲の邪魔にならないような色合いを選択します。
メインカラーは名前の通り、その配色の主役になる色のこと。
アクセントカラーは、さらに紙面にメリハリをつけるために用いられるカラーです。

配色の基本に則った形でデザインすることで、失敗のない社内報が完成するでしょう。

8.図や写真を用いる

より直感的にページのイメージをつかんでもらうためにも、図や写真を積極的に使用することも大事です。
長々とした文章は読んでもらえないことも。

対して、一瞬でパッと目に入る図や写真などは興味を持ってもらえれば、それが文章を読んでもらうトリガーにもなってくれます。

ビジュアルで表現することで、読んでもらえるだけでなく、記憶にも残りやすくなります。
せっかく作成した社内報なのに、読んだそばから忘れられてしまっては悲しいですよね……。

読者により情報を伝えやすくするためにも、図や写真を多用していきましょう。

社内報を手に取ってもらうにはデザインも大事

社内報のデザインの重要性や気を付けたいポイントをお伝えしました。
社内報を読んでもらうには、デザインも大事です。

デザインが美しいと、それだけで心惹かれ、思わずページをめくりたくなります。

逆にデザインが凝っていない社内報は、たとえ中身が素晴らしくても、「なんとなく読む気がしない……」と敬遠される傾向にあります。
より多くの人に手に取ってもらうためにも、社内報のデザインにもこだわっていきましょう。

ここまで、社内報のデザインについてご紹介してきましたが、社内報作成時にはもう一つの大きなポイント、「タイトル決め」があります。社員の心をつかむ、魅力的なものにしたいですよね。
こちらのページでは、社内報のタイトルを考える際のポイントをご紹介しています。ぜひご覧ください。
社内報のタイトルの付け方についてはこちらへ

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