【事例紹介】外部の視点を取り入れ、企画のバリエーションを増やそう

【事例紹介】外部の視点を取り入れ、企画のバリエーションを増やそう

社内報で扱うさまざまな情報を「タテ・ヨコ・ナナメ」という矢印の向きで表現することがあります。それぞれの情報をバランスよく扱うことで、企画の幅が広がり、社内コミュニケーションの活性化にもつながります今回の記事では、「ナナメ」の情報となかでも重要な「外部の視点」に焦点をあててお伝えします。

ナナメの情報とは

社内報は、社内のタテの関係であるマネジメントラインを対象にする情報と、ヨコの関係である部署や拠点の協業や連帯感・一体感を対象にする情報のほかに、顧客や取引先との連携や、社会とのつながりを対象とするナナメの情報を取り入れることで、社内のコミュニケーションを多面的かつ豊かなものにすることが大切です。

そのなかでもナナメの情報によるコミュニケーションは、社員の視野を広げたり、会社と社会のつながりを意識したりする上で、非常に重要な役割があると考えられます。

主なナナメの情報の種類

ナナメの情報として主なものは

  • 法令やモラル、マナー
  • 経済の情勢や動向
  • 最新技術やナレッジ
  • 企業に対する社会からの要請
  • 顧客や取引先から見る自社
  • 他社の取り組みや考え

などがあります。

ナナメの情報のなかでも、「法令やモラル、マナー」については、社員としての基本姿勢に必要な情報ですので、社内報に限らずさまざまなツールや研修、日常的なマネジメントによって継続的に社内に伝えられていると思います。「経済の情勢や動向」、「最新技術やナレッジ」、「企業に対する社会からの要請」についても、CSR報告書や統合報告書、その他のツール、新聞や雑誌などの一般メディアでも得られる情報と言えます。

ナナメの情報のうち「外部の視点」が重要なワケ

一方で、「顧客や取引先から見る自社」についての情報は、社内報以外のツールでは得られない情報ですので、ぜひ社内報に取り入れていきたい情報です。

「他社の取り組みや考え」もWebや一般メディアなどから得られる情報ではあるのですが、限りあるページや編集時間はもとより、取材先の会社の貴重な時間を割いていただいてまで、社内報に取り入れていくのは次の3つの効果があるからです。

独自の視点で他社の興味深い取り組みや考えを伝える

Webや一般メディアからは得られない、自社の課題に見合ったテーマや方向性で取材先を選定して情報を得ることができます。

外の情報でゆらぎを与えて社員の奮起を促す

社内報で取り扱う情報は、社内報という特性上、「内の情報」が主な内容になるのですが、他社の情報を自社の課題と照らし合わせて取り入れることで、内の情報だけでは得られない新鮮な気づきや発想が得られるという効果が期待できます。

掲載する情報の多面化させて社内報のレベルを高める

社員に伝える情報の切り口のバリエーションが広げる効果が期待できます。

このようにナナメの情報のなかでも、「顧客や取引先から見る自社」や、「他社の取り組みや考え」という外部の視点を取り入れる意味は大きいと考えられます。

外部の視点を社内報に取り入れた事例

こうした「外部の視点」を社内報に取り入れた際の効果について、実際の事例をもとにご紹介します。

「顧客や取引先から見る自社」を取り入れた事例

顧客の視点を社内報に取り入れる会社は非常に多く、特集の一部や連載コーナーにするなど、取り入れ方はさまざまです。顧客とは、商品やサービスを購入していただくお客さまのほか、メーカーの場合は代理店も含みます。これらの方々から得られる情報は、普段お客さまと直接関わることがない社員の皆さまにとっては、非常に貴重な情報となります。社員に伝える内容は、そのお客さまがなぜ自社を選んでくれているのか、どのような点に魅力を感じているか、今後に向けてどのような期待を抱いているかなどをうかがって紹介します。

次に取引先から見る自社について。
実際に取引先の視点を連載コーナーとして社内報に取り入れた会社では、読者アンケートでは「しっかり読む」閲読の項目に関して高い評価が得られると同時に「非常に役に立つ」という項目においても高評価が得られました。また、「自社が外からどのように見えているかといったことを気づくことができる」、「自社の姿勢や風土を省みるきっかけになる」と、社内コミュニケーションにかけがえのない情報や示唆を得る機会となりました。

この会社の社内報で掲載した取引先とは主に

  • 原材料や部品、製品などの国内外の仕入先
  • 会社の施設や設備のメンテナンスを行ってくれる会社
  • 研修や管理のサポートなどを行ってくれる会社
  • 商品の販売や会社のアピールをサポートしてくれる会社
  • 快適な職場づくりのサポートをしてくれる会社
  • 人材採用に関してサポートしてくれる会社
  • 社員の健康をサポートしてくれる産業医
  • 会社の活動や成果を発信してくれる業界紙や機関紙の記者
  • 投資家の視点で経営をモニタリングしてくれる証券アナリスト

など。

取引先は、同業他社や他業界の会社とも取引があるため、商品やサービスにとどまらず、客観的かつ幅広い視点で自社を見てくれているのです。

他社の活動や考え」を取り入れた事例

他社の活動や考えを社内報で取り上げる意味は、社員に他社の興味深い話を伝えることではなく、自社の社内コミュニケーション上の課題に対して第三者の情報を提供することで、その課題の解決に向けて奮起を促すことにあります。

この効果は非常に顕著で、ある会社では当初、特集の一部に他社の取り組みや考え方を取り入れていたのですが、リニューアルをきっかけに、他社を取材する企画を連載コーナーとしました。すると、社内報の閲読率の向上や読者アンケートの回収率の向上など、社内報に対する社員の反応や評価に好影響を与えました。

この会社では、毎号社内コミュニケーションに関するさまざまな課題をテーマに設定して、以下のようなルールのもと掲載対象企業を選出していました。

  • 経済誌などの焼き直しにならないようにする
  • 広報部門ではなく活動の当事者に取材する
  • テーマに対する意外な会社を選出する
  • 自社事業と直接関係しない会社を選出する
  • 写真など視覚的にもインパクトが期待できる対象を選出する

これらのルールにもとづき選出した会社から得られた情報は、読者からの反応や印象も非常に良く、結果的に社内報への関心度や閲読率にも好影響を与えました。

まとめ

社内報づくりでレベルアップを図るための重要なポイントのひとつとして、タテ・ヨコ・ナナメの3つのベクトルで、掲載する情報や企画のバリエーションを考えることがあげられます。

そのなかでもナナメの情報である「外部の視点」を取り入れる編集は、タテ・ヨコの編集と比較すると少し高いスキルが求められますが、社内コミュニケーションの活性化への効果はもちろん、社内報への期待値向上に対しても欠かすことのできないポイントです。

社内報をリニューアルする際や、社内報のマンネリ化を打破を検討する際には、ぜひこの視点を取り入れていただければと思います。

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