社内報の企画は「何が伝われば良いのか」で考える その3

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前回は社内報の企画の立て方について
「働き方改革」をテーマに、
疑問の掘り下げと、「何が伝われば良いのか」についての方向性の案を出すところ
つまり、企画の構想までの流れをお伝えしました。

今回はそれをもとに具体的な企画にする方法をお伝えしていきます。

まず企画のテーマは「働き方改革の推進」です。
そして、企画のコンセプトは「仕事の生産性を高めるための上手な相談方法について掘り下げることで働き方改革を推進する」となります。

本来はこの後、掲載要素やページ構成、ページ展開などを考えるのですが、
私はそれらを考えるスピードを加速させるためにいつも先にタイトルを考えてしまいます。

「生産性を高める相談の技術」とか
「残業を減らす相談術」とか
「働き方改革は相談にあり!」とか
「ハイパフォーマーに訊く『相談』の極意」とか
「相談上手は幸せになる!−働き方改革の実践とコミュニケーションの関係性−」など。

こうすることで必然的に掲載要素とかページ構成などが決まっていきます。

「生産性を高める相談の技術」であれば、
構成要素は「相談」をテーマに、
相談はどんなタイミングで持ちかけるのが効果的かとか、
相談するときの話し方の順序などが要点となります。
「残業を減らす相談術」であれば、
構成要素は・・・
と、良いアイデアが出てこない場合は一旦放置します。

続いて「働き方改革は相談にあり!」。
構成要素は・・・
この案は「生産性を高める相談の技術」と同じ?
そうです。
構成要素は同じでも良いんです。
構成要素が同じになるというのは企画をそこまで深めてきた証拠!
ですが、ページ構成は「生産性を高める相談の技術」の場合は
相談のテクニックで情報を埋め尽くすイメージなのに対して、
「働き方改革は相談にあり!」の場合は、
全社アンケートなどで
「働き方改革や生産性向上のために取り組んでいること」について
意見やアイデアを募り、その紹介から入っていったりしますので
これも一つの案として深めていく価値はあります。

続いて
「ハイパフォーマーに訊く『相談』の極意」については
これはもう「働き方改革は相談にあり!」と同じようにアンケートで意見やアイデアを募り
その中で相談によってハイパフォーマンスを上げている人を選んで
その人にインタビューして紹介するといった内容になっていきます。

「相談上手は幸せになる!−働き方改革の実践とコミュニケーションの関係性−」は
少しハードルが高いのですが、
生産性の向上と職場内コミュニケーションの関係に関する情報を
本やインターネットなどから探ってその道の有識者を探し、
その方にインタビューするプランを立てます。

結果的に案が4つも出てきましたので、
最初に出した「残業を減らす相談術」の案についてはポイッて捨ててしまいます。

そして、残った案についてそれぞれ構成要素やページ構成などをまとめて
できればそれらの情報を集めるための段取りなどをスケジュールに記し、
最後に読後感を添えておきます。

はい、これで企画は完成です!

この3つの案を上司などに提案して、
細かなすり合わせをすれば、あとは編集業務へと進んでいきます。

おさらい
・企画は「何を伝えるか」ではなく「何が伝われば良いのか」で考える
・テーマに関する社内の問題や課題の原因をについて情報を集めながら掘り下げてみる
・ある程度掘り下げたら社内報の発行目的や役割をもとに何が伝われば良いかを考える
・何が伝われば良いかについて、いくつかの方向性で案を出して上司などに相談する
・方向性が決まったら具体的な企画の業務に移る
・企画の内容を考えるときはまず「何が伝われば良いか」をもとにタイトルを考えてみる
・企画書は以下の流れでまとめる
①テーマ
②コンセプト(企画の趣旨)
③概要の整理(企画の背景や問題解決の方向性を短文でまとめる)
④読後感
⑤タイトル
⑥ページ構成やページ展開
⑦掲載要素や人選案
⑧おおよそのスケジュール

ちなみに⑥のページ構成やページ展開について
「サムネール」という簡単な手描きのラフデザインを添えたり、
こんな見せ方が良いなと感じるデザインイメージを添えると、
企画の意図がより具体的に伝わったり、
この後の編集やデザインを進めるときに迷いが少なくなったり、
さらにはライターやデザイナーとのコミュニケーションがスムーズになるので
まだこの方法を取り入れていない方は
ぜひやってみてください!

サムネールについては別の記事で詳しくご紹介します。

では!

  • 2019/10/07
  • Genre:社内広報ラボ