社内報の企画は「何が伝われば良いのか」で考える その1

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社内報づくりの業務で「悩ましいランキング」をつけると
上位にランキングされる一つが「企画」だと思います。

テーマが決まっていない場合はもちろん、たとえテーマが決まっていても

コンセプトはどうしようか
ページの構成はどうしようか
人選は、ネタ元は、まとめは・・・

などと、どこから手をつければ良いのか毎回悩んでしまいますよね?

と、まあ、企画を立てるときの悩みを言いだすとキリがないと思いますので
先に結論を言います!

タイトルにも記した通り、社内報の企画は
「何を伝えるか」で考えるのではなく、
「何が伝われば良いのか」で考えること。

その法則をもとに企画を立てるときの頭の中の動きを紹介します!

せっかくなので、すぐに使っていただける「働き方改革」を題材にして
お伝えしていきますね。

例えば上司とか誰かに
「次回の社内報の特集は『働き方改革』でいこう!」と言われたとします。

すると頭の中は
「そうか、たしかに働き方改革は大切な取り組みだ」とか
「みんなに積極的に取り組んでもらう必要があるよね」といった考えと同時に
「働き方改革って何を伝えたら良いんだろ」といった疑問がわいてきます。

さて、社内報の特集で働き方改革について、あなたなら何を伝えますか?

「働き方改革はやっぱりワークライフバランスだよね」
という方もいれば
「働き方改革はつまり生産性改革じゃないかな?」
という方もいらっしゃると思います。

なかには「働き方改革は2019年4月から法律が施行された重要な経営課題だ」とか
「厚生労働省は働き方改革を、社員それぞれの事情に応じた多様な働き方を自分で選択できるようにするための改革って定義している」
といったような情報通の方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?

で、社内報で何を伝えるか。

ここで最初の悩みが頭の中を支配します。

働き方改革に関する情報を社内報で伝えようとすると、
膨大なページ数が必要だったり、
既にいろいろなメディアでほとんどの情報が紹介されているので
こういった情報を社内報で取り上げることが本当に良いのかなって
一気に頭の中がもやっとしたり、時にはフリーズすることも多いのでは?

では何を伝えれば良いのか?

そこで先ほどの結論を思い出してください。
社内報の企画は「何を伝えるか」ではなく「何が伝われば良いのか」。

まずは働き方改革に対する自社の状況を見て
「働き方改革を推進しているのに残業が減っていないんじゃないかな?」とか
「残業は減ったけど時間あたりの生産性は上がっているのかな?」など
疑問に感じることをザッと洗い出すことから始めます。

そして、その疑問に対する実態をササっと探ってみて
実際に残業が減っていなかったり、生産性が上がっていなかったりしたら、
「なぜ残業が減っていないのかな?」とか
「なぜ生産性が上がっていないのかな?」と、
実態の原因を探っていきます。

その結果、例えば残業が減っていない原因として
・残業を減らす意識が低い
・残業せずに帰る雰囲気になっていない
・そもそも忙しくて残業しないと仕事が終わらない
といったことがわかってきたとします。

事情がわかればわかるほど
「こんなに忙しいと確かに働き方改革はムリ!」と
匙を投げたくなる気持ちになりがちですが、
そんな気持ちをグッと抑えて
新たな疑問へと進めていきます。

「なぜ残業を減らす意識が低いのかな?」
「なぜ残業せずに帰る雰囲気になっていないのかな?」
「なぜ残業しないと仕事が終わらないのかな?」
って感じで。

ここまでくれば何となく企画を立てられそうなのですが、
こういった問題は複雑に絡み合っていることも多いので、
もう少し掘り下げてみて、共通の問題を探っていきます。

残業を減らす意識が低くって、その雰囲気もなくって、
そもそも仕事が終わらないので残業しないといけない・・・

あれ?
これって働き方改革についてのコミュニケーションがたりていないんじゃない?
ひょっとすると仕事が終わらないのは
みんなで「どうすれば残業せずに仕事を終わらせることができるか」について
話し合ったり相談しあうということができていないんじゃないかな?
と、なんとなく問題解決の方向が見え隠れしたら大当たり!

ここで「もっと話し合ったり相談しあったりしてよ!」
なんて正義感を振りかざすのではなく、
ちょっと現場の人たちの気持ちになってみると
「あれ?残業を減らす意識が低いんじゃなくって、それ自体を考える余裕がないんじゃないかな?」
とか、
「だから残業せずに帰る雰囲気にならないんじゃないかな?」
といった感じで、
いくつかあった問題がだんだん一つに集約されていきます。

そうです!

社内報には「社内コミュニケーションを活性化する」という目的や役割があることを
改めて気づいたり思い出したりして、
どのような情報を提供すれば働き方改革を推し進めるコミュニケーションが活性化するか
というところに考えが自然と行き着いたりします。

ここで一旦、テーマの決定からここまでの流れを思い出してみてください。

最初は「働き方改革とは何か」といった疑問からスタートしましたよね。

ところがいつの間にか
「働き方改革を推し進めるコミュニケーションを活性化するために必要な情報は何か」
といった感じに頭の中が変化しています。

ここまでくればもう一息!

これらの考えをもとに、
あとは企画書としてまとめていく流れに移るのですが
その前に大切なことがあります。

それは企画書を作るという「業務」に入る前に
上司や関係者に「企画の方向性」を相談すること。

企画を立てる上で
この「企画の方向性」についても
しっかり理解していただく必要があるため
次回の記事で深く掘り下げていこうと思います。

最後にもう一度、社内報の企画を立てるコツについて結論。
企画は「何を伝えるか」ではなく「何が伝われば良いのか」で考える!です。

では!

  • 2019/10/07
  • Genre:社内広報ラボ