社内報「紙 vs Web論争」の行く末 その2 −論争の終わらせ方−

前回の「社内報「紙 vs Web論争」の行く末」にて
これはあくまでも私の答えではありますが、
紙とWebはどのように併用するのが効果的?という疑問に対して
「社内報はWebを起点に考える」とお伝えしました。

どっちが「どう良いのか、どう良くないのか」とか
「紙のメリット、Webのメリット」なんてことは
これまでにたくさんの企業の社内報担当の方や広報の部長、課長などなどに加えて、
社内報制作をお手伝いするその道のプロであったり制作会社であったり
本当にたくさんのいろんな立場の人たちが頭を悩ましつつ議論しつつしながらも
明確な答えがまだない、
いわば「宇宙の果てってどうなっているの?」といったような疑問と同じくらい
神秘に満ちた疑問だと思うのです。

あ、いや、そこまで壮大な問題ではないかもなのですが、
例えばある人は
「紙の社内報は持ち歩けてしっかり読み込める」と言った横で
「いやいやスマホ対応のWeb社内報なら他人の目を気にせずじっくり読める」
などといった意見が出たり、
あるいは、「紙っていう物質感こそが紙の社内報の良さだ!」といったような
中身はともかくとして紙やインクの手触りや香りが好きだから
社内報はやっぱり紙が重要などと言う人まで実際にいらっしゃるほど
この、社内報の「紙 vs Web論争」は奥深いわけです。

話がそれてしまいましたが、
私の答えである「社内報はWebを起点に考える」についてお伝えしようと思います。

まず、「Webを起点に考える」ために
どこから手をつければ良いかと言いますと
まずは想像です。

Imagine all the people Living for today ではないですが、
毎日一所懸命働いている社員さんたちの顔を浮かべながら
少し想像してみましょう。

紙に掲載しているコンテンツを全てWebに移行したら
その人たちは社内報を通じた有益な情報を
今よりも便利に、
今よりも適切に、
今よりも快適に受け取ることができるでしょうか?

メーカーさんの場合などは工場の人たちは
個別のPCがあるわけではないので、
全部をWebにすると社内報を読めなくなるという意見もありますが、
重要な情報は紙の社内報に掲載するよりも
Webの社内報をプリントアウトして
掲示板やエレベーター、階段の踊り場、食堂のテーブルなどに置いた方が
たくさんの人の目にとまる可能性も考えられます。

「うちはOBにも配っているので」とか、
「若手の場合、ご家族や親御さんにも送っているし」といったこともあると思いますが、
今の紙の社内報のコンテンツの全てがそれらの方に求められている情報かというと
そうでもなかったりすることもあると思います。

はい!もう少し掘り下げますので
いったん想像をストップしてください。

「社内報はWebを起点に考える」という考えの
私が言いたい本当のことをお伝えします。

紙の社内報とWebの社内報の二つの観点を並べて考えるということは
頭の中は「対比」という枠組みに縛られてしまっていて発想が限定的になりがちで、
紙の社内報を起点に考えるということは
これまでの延長線上でどうすれば良いかという風に頭が動くので
これまた発想が限定的になってしまうということです。

なので発想をこれまでとは逆方向から動かしてみると
意外とこれまでには得られなかった考えがひらめいたり
単純に「このコンテンツはやっぱり紙として出したい」
といったようなシンプルな気持ちで考えが整理されて
あとはそれを「なぜこれは紙として出したいのか」について
その思いを紙に書き出してみると
考えがすっきりまとまりつつ、
上司などにも説明しやすくなる
といったことで、
紙かWebかについての頭の中の終わりの見えない「論争」に
終止符を打つことができるんじゃないかな?
ということに気づいてもらえたらなって思い、
お伝えしました。

いかがでしたか?

では!

  • 2019/10/07
  • Genre:社内広報ラボ