社内報「紙 vs Web論争」の行く末 その1 −結局、紙とWeb、どっちが良いの?−

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前回は社内報の制作プロセスについてお伝えしました。
そのお話をもとに、
それぞれのプロセスについて深く掘り下げていこうかとも考えましたが
その前に、
社内報は紙の社内報に加えてWebでも発信されている会社も多いと思い
社内報制作の話に入る前に
少し紙の社内報とWebの社内報、どちらが良いの?
それぞれをどう捉えれば良いの?
といったようなお話に触れておこうと思います。

社内報といえば「紙」
という風潮はまだまだ根強いのですが、
今はどちらかというと紙とWebを併用しているのが
一般的と言えるんじゃないかと思います。

とは言え、
社内報の読者アンケートを取ると
きっと「紙」に対するネガティブな回答が
それなりにあるんじゃないか思います。

紙に対するネガティブな意見は
「わざわざ紙じゃなくてもWebでいいんじゃない?」とか
「費用をかけて作るのがもったいない」とか
「環境保全のために社内のツールで紙の発行はやめるべき」
などじゃないかと思います。

実は2009年頃、
社内報界隈では「紙はやめてWebにしよう」とか
「紙の発行頻度やページ数、色数を減らしてWebを活用しよう」
といった機運が一気に拡がりました。

そうです。
当時はリーマンショックの影響で
日本の企業の多くが業績の悪化を見越して
コスト削減に向けて急速に取り組むなかで
紙の社内報は瀕死の危機を迎えたのです。

そして、2011年から2012年にかけて
東日本大震災や急激な円高を受けて
あらゆる企業が「筋肉質の経営を目指す!」といって
無駄だと考えられるものを全て排除していく動きが
ますます加速していき、
紙の社内報はますます窮地に追いやられたのです。

これを見ておわかりになる通り、
社内報の「紙 vs Web論争」の歴史は
そんなに歴史があるわけでもないので、
どちらが良いかといった議論が煮詰まっていないとも考えられます。

で、結局その論争は現在どんな状況かということですが、
実は紙の社内報の復権が見られるといった印象なのです。

しっかりとした統計を取った上での回答ではなく、
いろいろな会社の社内報制作をお手伝いしている私の感覚で恐縮なのですが、
「紙 vs Web論争」はここへきて雪解けと言いますか、宥和の方向と言いますか、
かつてないほどの協力関係を結び始めているといった感じです。

実際に紙の社内報をやめてWeb社内報だけにしていた会社も
やっぱり紙も必要!とのことで、
現在は併用しながら情報発信力を高めていく流れになっているようです。

さて、ここまでお話してきましたが、
紙とWebはどのように併用するのが効果的?
ということについては何も語ってないので、
最後に少しだけ触れつつ
この話はいろいろと奥深いものがありますので、
近々しっかりとお伝えしたいなと思います。

これはあくまでも私の意見ですが、
巷で言われる「紙はじっくり読めるもの」「Webは速報性を活かす」などといった
安易な言葉に惑わされない方が良いと思います。

で、私の答えとしましては、
「社内報はWebを起点に考える」ということです。

詳しくはまた!

  • 2019/10/07
  • Genre:社内広報ラボ